去年洗濯洗剤を変えました。
きっかけは幸せそうにお布団にくるまれて寝るクサガメのつきこさん。
そう思ってぐぅぐぅ寝ているつきこさんを覗き込んだ時に、ふと香った洗剤の匂い。
洗濯洗剤に拘りの無い飼い主がその当時使っていた洗剤はこれ。
我が家はマンションの入り口やベランダが通り道に面してはいないのですが、ベランダの柵が隙間の広いフェンスのようなものなので、洗濯物が丸見えになります。
それに帰りがあまり早くない事もあり洗濯物はもっぱら部屋干し。それなので洗剤も部屋干し用と書かれていた物を使っていました。
しかしこの洗剤、インコやカメにはどうなんだろうと成分を見てみると。
界面活性剤(13% アルファスルホ脂肪酸エステルナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、純石けん成分(脂肪酸ナトリウム))、アルカリ剤(炭酸塩)、工程剤(硫酸塩)、水軟化剤、漂白剤、蛍光増白剤、酵素
やっぱり合成洗剤です。
合成洗剤に含まれる界面活性剤には色々と種類がありますが、中には毒性があり人体や環境面への影響があるとされているものがあります。肌が弱い友達やアトピーの子から直接肌に触れる洋服はなるべく界面活性剤を使わないようにしていると聞いたことがありました。
もちろん安全な物が大半ですが、飼い主がすももさんをお迎えして真っ先に変えたのがこの界面活性剤を使っている食器用洗剤でした。すももさん達の食器容器はもちろん飼い主が使っている食器とは分けているのですが、洗浄は同じキッチンで行っています。
一緒に洗ったりはしないのですが何かのきっかけで界面活性剤を使っている洗剤が紛れ込んだら怖いと思ったからでした。人にとっては安全でも身体の小さなインコちゃんにとってはわかりません。
そのついでに掃除用品もほぼ重曹やクエン酸等いわゆるナチュラルクリーニングという自然由来の素材を使う様式に変えました。
それなのに何故か、洗濯洗剤だけはそのままだったのです。
すももさん達のケージはHOEIさんのものであり、おやすみカバーもHOEIさんのものを使用しています。
このおやすみカバーを週1回、洗濯機で洗剤を使って洗濯していました。
香料こそは入っていないけれどポリオキシエチレンアルキルエーテルやら蛍光増白剤やら、たまに噛み噛みしていたのに口に入れて欲しくないものがいっぱいです!
つきこさんは一緒にお布団で寝ているのでがっつり洗濯された敷パッドやらブランケットに包まれまくり。もちろんつきこさんの身体を拭くタオルだって一緒です。
一度気が付いたら気になる気になる!気になるなら変えるしかない!という事で洗濯洗剤を変える決意をしました。
まぁ今まで使ってきて特別変化が無いので大丈夫だと思いますが、飼い主の精神衛生上「あの所為だったんじゃないかなぁ」と後にもやもやするよりは、できる範囲でリスクの少ないほうを選択しておくほうが毎日を穏やかに過ごせます。食器用洗剤や掃除道具を今まで使っていたものから、基本赤ちゃんが口にしても大丈夫的なものに変えたのもそれが理由です。
飼い主が生活する上でめちゃくちゃ手がかかったり不便にならないのであれば、より優しいほうへ。
そんな感じでとりあえず無添加無香料で探してみて見つけた洗剤がこちら。
石油系合成界面活性剤不使用のエコ洗剤です。
ただハッピーエレファントは天然精油を使用なので、これはすももさん達に危ないかもと除外。
相談した鳥友さんからはこれをすすめられました。
arauは評判も良く成分は純石けん分のみ。ドラックストアにも置いてあることが多く入手もしやすいです。
これにしようかと気持ちが傾きましたが、ラベンダー&スペアミントオイルを配合しているそう。
アロマ系もインコやカメに大丈夫なものはあるのですが、その辺りの知識があまりないので一切排除しているほうが安心、というわけでこれもちょっと除外。
色々なママさんブログを読み漁り(この手の商品は赤ちゃんが居るお母さんのブログにめちゃくちゃ情報があります)子供を思う親の愛情に感動しつつもとあるページで手が止まりました。
成分は純石けんのみ、香料もアロマも使っていない洗剤。
それがシャボン玉スノールです。
こちらは福岡県北九州市に本社があるシャボン玉石けんさんの商品です。
arauがタイ生産なのに対しての国内生産というのもポイント高。
というわけでさっそく取り寄せてみました。
価格は本体が1Lで900円程なので普通の洗濯洗剤とそんなに変わりません。
飼い主は洗剤用のボトルは雑貨屋で買ったものを使用しているので詰め替え用800mlを600円くらいで購入しました。
合成界面活性剤を含んでいない物は洗濯用石けんの表示になるそうです。
逆に含んでいた場合は「洗濯用合成洗剤」「洗濯用複合石けん」と表示されるそうです。
旅行用にとっておいた某メーカーの試供品、品名に「洗濯用合成洗剤」と書いてありますね。
使ってみた感想
☆良い点☆
まず本当に匂いが全くしないのにびっくり。
香料はもちろんですが、あの洗濯した時の石けんの匂いすらしません。完全なる無臭です。わざわざ友達にも確認してもらいましたが、良い匂いも変な匂いも全く無し、無臭。
石けんというとなんとなく服がゴワゴワしそうな気がしていたのですが、それも全然大丈夫。基本量販の安い服しか着ないのですが洗いあがりに差は無し。普通に着られます。
飼い主が使っているタオルは無印良品の綿100%の物ですが、若干硬い仕上がりに……しかし触れると痛いと思うようなゴワゴワでは無いので許容範囲、むしろ吸水性があがったような気がしました(笑)。
つきこさんのタオルはロディのふんわりフェイスタオル(ポリエステル)なのですが変わらずのふんわり具合です。
汚れ落ちに関しても特段気になりません。ちょっとくらいの汚れはきちんと落としてくれます。元々食べこぼし等は別途手洗いしているので、すべてを洗濯洗剤任せだと難しいんじゃないかなぁとは思いますが……
白い服を着る事が多いのですが、まっさらな白という白ではないものなのでくすみも全く気になりません。着る物にもよるのでしょうが飼い主的には今まで使っていたのと本当に大差ないレベルです。
☆微妙な点☆
もちろん気になる事もあって、今まで1回で済んでいたすすぎは洗濯物に石けんが残らないよう2回にしなくてはいけません。もしかしたら1回でもいけるかもしれませんが、石けんが残ると細菌増殖や匂いの原因になります。これは電気代や水道料等、日頃からきちんと気をつけている人にとってはかなり気になるポイントです。実際水道料は数百円程度ですが、上がったなぁと感じました。
また汚れ落ちはほぼ気になりませんが、蛍光増白剤の有り無しに関しては全く同じとは言えないはずです。白色に関しては多分前よりも蛍光増白剤が無くなった分、白さが感じられなくなっていくと思われます。そうでないと蛍光増白剤が入っている洗剤のメリットがなくなっちゃう(笑)
じゃあ洗剤の量を増やせばと考える人がいそうでうすが、洗濯量に対して洗剤量を間違うと石けんカスや匂いが残ってしまうそうなので使用量はしっかり守らないとトラブルになるそうです。飼い主はズボラなのでいつも同じ水量で同じ量の洗剤を入れるようにしています。
飼い主は基本ネット通販で日用品を買っているので気になりませんが、ドラックストアでは取り扱いがない事のほうが多いみたいなので、通販しない人にとっては手に入れづらいみたいです。
総評
というわけで特別手間がかからない、仕上がりにも今のところ満足しているので、しばらくはこちらのシャボン玉スノールにお世話になろうと思います。
もし今後白色服に対してくすみが気になりはじめたら、洗剤の使い分けをする事も考えます。
元々すももさん達のお休みカバーは飼い主の洋服とは別洗いをしていたので(洗濯機は一緒だけど)つきこさんのタオルや寝具等を分ければそれ程手間をかけずに使い分けができそうです。
洗濯洗剤を変えてから。
こんな風に袖に潜り込まれても。
嘴をつけて寝んねされても安心になりました。
もちろん衣服をガジガジされても大丈夫!(繊維の誤飲は引き続き気をつけます)
シャボン玉石けん株式会社
無添加石けん「シャボン玉石けん」の各種取組みについて。環境への取り組み。健康な体ときれいな水を守る。無添加石けんの「シャボン玉石けん」公式サイト。
たまに合成洗剤はダメ!界面活性剤は悪!!みたいな人が居ますが、飼い主はそんな事は全然無いと思っています。どちらにもそれぞれ長所・短所があって、使う人の生活スタイルに合ったほうを選択するのが1番です。
生活も飼育方法も命に関わらない限りは「みんな違ってみんな良し」です。
※飼い主は洗濯洗剤並びに界面活性剤の専門家ではありません。もし記事内に勘違いや間違った印象を読んだ方に与えてしまう箇所がございましたらご指摘いただければ幸いです。