
ってかなりの飲兵衛しか言わないセリフだからと言われた飼い主です。こんばんは。
山田錦や愛山と有名ところはいっぱいありますが、飼い主の推し酒米は「亀の尾」
うん亀がついているからなんだ。という単純な理由ですが、普通にお酒が好みで美味しいのです!
今ではあまり栽培されていないそうですが、昔ドラマ等で取り上げられたそうで知名度は上々。
2024年は秋田県の酒米を栽培しているa.baseさんと阿櫻酒造さんのコラボ酒「A.BIRTH」という亀の尾のお酒が飼い主の中で大ヒットでした。

そんな亀の尾の発祥の地がなんと隣の山形県にあるということで、友達に無理を言って連れて行ってもらいました。
ちなみに酒好きならばご存知とは思いますがカメの尾を普及させたのは阿部亀治という篤農家。飢饉が酷い時期に神社にお参りに行った帰りに見つけた3本の稲から亀の尾を育てあげたのです。
そのお参りに行ったであろう神社がこちら!

そして亀の尾発祥の地の石碑がこちら!!


かなり立派な石碑でした。そして神社石碑の近くにはしっかりと亀の尾が……

これが亀の尾。

元々食用米で食べても美味しいということなのですが、まだ食べたことがありません。いつかタイミングをみて食したいと思っております。
平日のまだ朝早い時間とあって境内に人気は無く凛とした空気が如何にも神社のそれです。苔がすごくきれいで近くを流れる水音がこれまた静謐な雰囲気を醸し出しています。歩いていくと右手に本殿。

御祭神は水速女命、天照皇大御神。すごく立派で社務所に居た宮司さんが会釈をしてくださいました。

水場は龍。奥に流れ出ている御滝が、龍神様が住んでいると言い伝えられているそうです。冷たい水が身も心もシャキッとしてくれます。
飼い主毎回お祈りごとはいつも一緒。友達が御朱印が欲しいとのことで宮司さんにお願いをします。
飼い主は亀の尾のお神酒とタオルを。

と思ったらこちらの神社はご神体への触れ合いがOK。自分の体の痛いところや気になるところを撫でたりして、使用したタオルは次回お礼参りの際に持参するらしいのです。
自分はまぁなんとかなるとして、我が愛亀ちゃんの怪我をしていた腕がまだ変色したままなのでそこが良くなりますようにと願いを込めました。
亀の尾発祥の霊地という亀の字繋がりで我が家の愛亀ちゃんにご利益がありますよう、カメちゃんのタオルとして使うことにします。
亀の尾を使ったお神酒があるのは知っていたので驚きませんでしたが普通は販売していないですよね。
発祥の地だし、何と言っても超有名日本酒十四代が生まれた山形県なので、大々的に何処かの酒蔵さんとコラボ商品化して販売することもできるのにこうしてひっそりと授与していることにも好感が持ててしまう。


色々散策して丁寧な宮司さんに帰り際もご挨拶されました。宮司さんがすごく物腰柔らかで神社の雰囲気も良く1度来ただけですがファンになりました。
また機会があったら再訪したいです。その際はタオルも持参したい!

この雰囲気を味わいつつここから車で20分ほどの亀の尾資料館へ。

無料の資料館ということもありそこまで広い空間ではないですが、亀の尾そして亀治さんについてはとても充実しています。
肥料をやりすぎて失敗し減らしても失敗する難しい子、亀の尾。


昔の道具が置いてあるのがなんとも。入口に何の稲なのかクイズをしているところが米処東北っぽさがあります。
思えばもし亀治の名前が虎治とかだったら虎の尾になっていた可能性もあるのかなぁ。
来館者名簿があったのですが意外にも町内からの観覧者が多く愛されているのだなぁと思いました。
そんな山形亀の尾ツアーでしたが、ついでにもう1つ行ってきた場所が……



くどき上手で有名な亀の井酒造さんの蔵にカメちゃんの石像があると知り見に行ってきました(笑)


お顔もさることながらあんよのしっかりさと鱗の造形。そしてくるんとした尾っぽ。最高です!!
亀の井さんは特に蔵見学とか現地購入ができないので本当にこの亀の象だけを見に行きました。

つきあって車を出してくれた友達に感謝です。山形庄内カメツアーはこれにて終了!
リニューアル前の加茂水族館にも行ってきたので後程あげます。
めっちゃ楽しかったです!