朝夜は程よく寒く、日中は程よく暑い、そんな残暑の仙台です。
夏の暑さでやられまくった身としては朝晩の寒さに秋を感じつつホッと一安心。よく眠れるようになり、なかなか食べられなかったご飯もすすむようになりました。暑さのせいで確実に胃が小さくなったように感じるので、ここらでちょっと美味しいものを食べて、きたる食欲の秋に備えたい。
というわけで、大好き担々麺を食べに仙台駅東口にやってきました!
餃子と坦々麺 吟
所在地:宮城県仙台市宮城野区榴岡4丁目8-6
電話番号:022-349-5349
平日のこの日は13時前に訪れて満席。ただ待ち人はいなかったので1番で待つことにしました。
お店の前にメニューが掲示されているので、それを見て予め決めておきます。
担々麺を看板に掲げていますが、実は普通の中華らーめんもあります。
餃子も売りなんだけど、担々麺を食べたら食べきれないのです。一緒に行って半分こしてくれる人がほしい。
こちらのお店は丁寧に作られている感じがして配膳はやや遅め。店内は9席のカウンターしかないので、それなりに待ちます。
ようやく席につけたので特製シビ辛担々麺をオーダー。シビ辛の辛さは強か辛いしか選べず、強のほうがより辛いそうなのでそれにしました。
そして運ばれてきたのがこちら。
見た目にはそこまで痺れも辛さも感じさせないビジュアルの担々麺。
スープは濃厚でとろりとしたゴマスープ。どこか豆乳チックなミルキーさもあります。
辛さは垂らされたラー油で調整しているのかそこまで激辛!というわけではありません。シビレも後味にビリリとくる程度。特製シビ辛ですが食べられない!!となるほどではなく、美味しく食べられるギリギリのラインで綺麗に纏められています。
麺は細目。他と比べると量が多く感じるのは器のせい?
肉みそ。これはしっかりと味がついていてシビレもかなりきます。
平日のランチは麺の大盛無料、もしくはライスが付くということでライスを小盛りでお願いしました。このライスに肉みそを載せて食べるのもうましです。
食べ進めるうちに舌が気持ちよくビリビリしてきました。うっすらを汗をかいたけれど汗だくになるくらいではないので、午後に予定がある時も大丈夫です。
でもご飯は小盛りですが余計だったかも……おなか一杯でつらくなってしまいました。
飼い主が初めて担々麺を意識したのはまだ若い頃、東京は湯島の「阿吽」を訪れた時でした。ここで初めて麻辣を知りました。
それまで仙台では麻婆豆腐同様、日本人向けにアレンジされた担々麺しか無くその美味しさと痺れる辛さが衝撃的でした。
今では麻婆豆腐も本場の味が好まれるようになり、流行る流行ると言われた麻辣味も爆発的な人気というよりはじわじわと日常に溶け込んできたように感じられます。
吟の担々麺はどこか上品さを感じさせシックな店内と相まって女性同士のグループやカップル等も多く来店しています。特筆してこれがずば抜けている!というわけではないのですが全体のレベルが総じて高く、全体のバランスが良いのでかなり満足。仙台駅から徒歩5分だし東口界隈で食べるのに悩んだ時はここに来れば間違いがないという安心感もあります。
また殿様商売と言われる日曜定休が多い仙台で、日曜日も営業しているのが嬉しいところ。
席数は少ないので少人数で訪れるとスムーズです。またランチタイムは常に行列なので、ちょっと早めに訪れるのがベスト。13時過ぎくらいだとまだまだ待つことが多いお店です。