2021年2月22日黒瀬ペットフーズさんのペレットがリニューアルしたのということで数年ぶりに購入してみました。
鳥飼いさんなら1度は手にしたことがあるはず黒瀬ペットフーズ製品。国内製造の国産ペレットで鳥専門のお店にはもちろん、ペットショップやホームセンター、またまた薬局まで幅広く流通しています。
我が家の鳥さんもお迎え健診で病院からいただいたラウディブッシュとハリソンと同時期、早い段階で黒瀬さんのペレットを食べさせておりました。
当時はすももさんとひよちゃんの2鳥飼い。まだペレットに食べ慣れていないこともあって少量30gから購入できる黒瀬さんはとってもありがたいメーカーさんでした。
黒瀬ペットフード NEO
エネルギー | 389kcal | ||
炭水化物 | 61.4% | ||
粗タンパク質 | 15% | ||
粗脂肪 | 3% | ||
粗繊維 | 2.4% | ||
粗灰分 | 5.8% | ||
水分 | 11.5% | ||
カルシウム | 1370mg | ||
リン | 540mg |
■含まれているもの■
コーングリッツ、米粉、小麦粉、脱脂大豆、大豆粉、脱脂米ぬか、炭酸カルシウム、アルファルファミール、 発酵脱皮大豆、植物性油脂、アマニ油、卵殻カルシウム、ケルプミール、食塩、ビール酵母、乳酸菌、ドリセラーゼ、飼料用酵母、パン酵母、水酸化カルシウム、カラメル、リパーゼ、ローズマリー抽出物、オレガノ抽出物、シナモン抽出物、とうがらし抽出物、イトシトール、ビタミンA、ビタミンD3、酢酸dl-α-トコフェロール、硝酸チアミン、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、シアノコバラミン、葉酸、D-パントテン酸カルシウム、ニコチン酸、メナジオン亜硫酸水素ナトリウム、d-ビオチン、塩化コリン、硫酸鉄、硫酸亜鉛、硫酸マンガン、ヨウ素酸カルシウム、塩化カリウム、DL-メチオニン、塩酸L-リジン、L-トリプトファン、L-アルギニン、L-トレオニン、イソロイシン、L-バリン、ロイシン
「Avian Medicine」という鳥類医学の本があるのですが、それによるとオウム目スズメ目の飼育鳥に推奨される飼料100gあたりの脂肪量は4%、それを下回っているので栄養成分から見るとヘルシーなペレットになります。
アマニ油はオメガ3たっぷりの健康オイルとして知られています。アレルギー症状で起こる炎症を抑えたり心疾患の死亡リスクを軽減させる効果があるそうで、同じくオメガを配合しているペレットとして有名なのはラフィーバ・ヒギンズ等があります。
ハリソンのスーパーファインと大体一緒くらいの大きさ。
粒は指で潰しても崩れないくらい固めで開封時に独特なスパイシーっぽい香りがします。
この香りは飼い主さんの中では結構好き嫌いが別れそうな感じです。
その他に超小粒と大粒があり、全4種類の大きさから選べます。
さてさっそく試食をしてもらおうと思うのですが……
それは今から1つ前の金色のパッケージにリニューアルした際。
※黒瀬ペットフード公式webサイトより
△画像の真ん中のパッケージです
その頃ペレットと言えばハリソンかラウディブッシュか黒瀬くらいだった我が家。
ラウディブッシュの入荷が不安定になった際にハリソンは454gの取り扱いしか無いので黒瀬さんに頼り切りでした。
そんなさなかのリニューアル。
元々黒瀬さんのペレットは食べていたのでよく考えずにリニューアル版の300gを購入したところ……
一切手を付けず、いつもならばお腹が空いたら食べるはずなのにそれでも断固拒否!
びっくりするくらいみんな食べなくなってしまったのです。
当時は鳥ペレットにアルファルファが取り入れ始められた頃であり、黒瀬も例外ではありませんでした。このアルファルファが初期の頃は鳥ちゃんが慣れていなかったのか他メーカーさんのペレットもなかなか苦戦状態に。
それにしても黒瀬さんのは食べない&食べない。知り合いの鳥飼いさんにも聞いたところ黒瀬さんだけは全く食べなくなった鳥ちゃんがやたらに多くて、これはいかんという事になりました。
なので今回のリニューアルには期待大!
なんとか食べてくれますようにと祈りながら小粒・中粒の両方を購入しました。
今回の試食は我が家のコザクラズにお願いします。
さてさて結果は……
△すももさん
ハリソンは食べ尽くされていますが黒瀬NEOは残っています。
△うみちゃん
こちらもハリソンのほうがよく食べているようです。
元々ハリソンは我が家のメインペレットなので食べなれているほうが良かったのかもしれません。
そのまま置いておいたら夕方までには空っぽになっていたので全く拒否しているわけではなさそうです。
その後セキセイファミリーに小粒をあげましたがほぼコザクラと同じような食べ方でした。
リニューアル後は値上がりして300gで1364円とハリソンとあまり変わらない価格帯。
同じ国産のイースターさんのペレットが300gで500円前後と考えるとかなりお高めです。
それでも国内で長年小鳥飼料の専門メーカーとして牽引してきた実績と実力は信頼があり、やはり黒瀬さんでなくてはという愛好家さんも多いのです。
またリニューアル後もひな鳥・幼鳥用とフィンチ用(前は文鳥用だった気がするけれど)が一緒に発売され、それぞれのシリーズで保証成分が異なっています。
NEO(小粒~大粒) | NEO(ひな鳥・幼鳥用) | NEO(フィンチ用) | |
---|---|---|---|
エネルギー | 389kcal | 373kcal | 357kcal |
炭水化物 | 61.4% | 60.1% | 54.5% |
粗タンパク質 | 15% | 24.2% | 21.7% |
粗脂肪 | 3% | 5.4% | 5.8% |
粗繊維 | 2.4% | 3.0% | 5.9% |
粗灰分 | 5.8% | 5.0% | 7.8% |
水分 | 11.5% | 8.1% | 10.2% |
カルシウム | 1370mg | – mg | 1020mg |
リン | 540mg | – mg | 973mg |
ひな鳥・幼鳥用は従来のものをそのまま引き継いだそう。
いずれローリー用も開発してくれないかと期待してしまいます。
ただ飼い主だけかもしれませんが、この新しいパッケージが非常に苦手です。
口が大きく開かないので、スプーンですくおうとすると縁にぶつかって絶対に零してしまいます。
また黒瀬さんはペレットへの切り替え補助食としてむき粟を練り込んだ製品を2種類販売しています。
ペレットではありませんが、国産国内製造に拘りを持っている黒瀬さんで飼い主が長年購入しているのがこちらの小鳥の主食シリーズです。
こちらもリニューアルして価格がかなり変わりましたが、やっぱり質が良いです。
大抵シードを単品購入するとあまりよくない状態の物が混ざっていたりするのですが、こちらは常につやつやのピカピカ。お水で洗っても水が黒く汚れた状態にもならないのも気に入っています。
国内の小鳥飼料の専門メーカーとして頼もしい黒瀬さん。
公式Webには製品情報はもちろんのこと、ペレットへ切り替えさせる方法やシードの育成状況等が見られるコンテンツがあります。また自社でオンライン販売を行っているので近くに販売店が無い飼い主さんにおススメです。