2018年ペレット【キョーリンKIRAPIPI】

初めて見たのはバード&スモールアニマルフェア2018の試供品か何か。

キョーリンといえば、カメと暮らしている都合上思い出すのがカメのご飯カメプロス。
これは飼い始めに多くのカメ飼いさんから推奨されたご飯で、現在もうちのカメの主食の1つです。

このカメプロスの特徴はなんといってもひかり菌の配合。

ひかり菌はバチルス菌の一種で、一般的に生菌剤と呼ばれヤクルトの乳酸菌や納豆菌と同じ生きた乳酸菌と呼ばれるものです。詳しい説明は省きますが、この菌が糞の有機物を分解することにより水の汚れだったり匂いだったりを軽減させてくれるのです。

うちのカメのご馳走ご飯は鳥のレバーなのですが、レバーを与えた時とカメプロスの時の汚れは一目瞭然、その威力を実感しています。

そんなひかり菌を配合し誕生したのがキョーリンのKIRAPIPIです。

キョーリン KIRAPIPI

日本・30g 480円 (価格はおおよその目安です)

<成分>

たんぱく質 12%以上・脂質 2.0%以上・粗繊維 5.0%以下・灰分 11%以下・りん 0.2%以上・水分 10%以下

 

ラインナップは全部で5種類で
雛用
フィンチ用
インコ小粒
インコ中粒
インコ大粒

それぞれ成分も少しずつ違います。

KIRAPIPIは総合栄養食で副食は必要なし、カメ飼いから支持が高いひかり菌という乳酸菌を配合。
また日本国内の観賞魚飼料販売ではトップシェアを誇るキョーリンから満を持して発売された初の鳥用ペレットで国内自社生産。

ここまでくると否応なしにも期待が高まります。
実際、キョーリンから鳥用のペレットが!と発表があった時は鳥飼いの間でもかなり話題になりました。

しかしそんな期待の高さからか、ある原料について激しく議論されることとなります。

それは「かしこ」

KIRAPIPIの使用原料の2番目に記載がある「かしこ」とはいったい何?という疑問があがりました。

現在、キョーリンのサイトでは注釈がついており下記の通りとされます。

弊社が独自に名称を付けたオリジナル原料となります。畜産や養殖用飼料の原料として一般的に流通している「菓子粉」とは無関係であることから、混同を避けるためにひらがなの「かしこ」という名称としました。
「かしこ」の全構成原料は、小麦粉、全卵、砂糖、脱脂乳、脱脂粉乳、バター となります。

品質管理の行き届いた、契約菓子メーカー様の特定製品の粉末を仕入れさせていただいておりますので上記以外の不特定の原料が混入する事はありません。
特に鳥の健康を害する恐れのあるカカオ、チョコレートは含まれておりませんのでご安心ください。

「かしこ」は栄養価、嗜好性に優れ、食品グレードの材料を使用しているため栄養成分が非常に安定した優秀な原料で、小鳥の健康に必要な栄養分を豊富に含んでいます。
糖分が高いイメージを持たれるかもしれませんが、キラピピフィンチ、キラピピインコ共に製品全体に対する砂糖(ショ糖)の配合割合は0.5%です。

小鳥は野生下では糖分(ショ糖や果糖)を含んだ果実、とうもろこしなども食べています。砂糖(ショ糖)は体内でブドウ糖と果糖に分解され、即座に利用できる小鳥のエネルギー源になります。なかでもブドウ糖は、脳のエネルギー源となる唯一の栄養素でもあります。
また、バターの配合によって脂質が高いイメージを持たれるかもしれませんが、製品全体の脂質は小鳥にとって適正な配合割合に設計しており、「かしこ」に含まれる脂質成分は小鳥にとって吸収利用しやすい成分となっています。

キラピピは、小鳥に必要な栄養をトータルで考えて配合を吟味し、小鳥を取り扱うグループ会社の神畑養魚(株)と、ブリーダー様における長期的な給餌試験をクリアした製品です。
キョーリンKIRAPIPIサイトより

初期にこの注釈はついておらず、鳥飼いの間で「かしこ」とはお菓子の粉であると情報が流れた時に一気に批難の声が続出しました。

何故ならば鳥にとって人間が食べるような加熱されたでんぷん質の食べ物はそのう炎を引き起こすので絶対与えてはならないものとされているからです。

※加熱した食べ物を与えると必ずしもそのう炎を引き起こすものではないという獣医さんのお話もあり、現在はこちらの考えが一般的になってきています。

そうでなくても鳥には与えてはいけないとされる主成分が脂肪のバターまで入っていると大騒ぎになりました。
メーカーに問合せをする人が続出、キョーリンのサイトに「かしこ」の注釈が付け加えられることになります。

ちなみにカメプロスにもかしこは入っています。

期待値が高かっただけに、騒動後はあまり話題にも上らなくなってしまいました。
稀にSNSで騒動を知らずに購入した人に対して上記の出来事が伝えられるくらいです。

うちの子達は普通にうまうま。

サンプルが配られた直後、鳥飼いさんの反応でも食いつきが良い嗜好性が高いといわれていたので、鳥的には美味しいのかも。

「かしこ」が気にならなければ実績のあるメーカーや国内自社生産、価格は他の国内メーカーと比べるとちょっとお高めではありますがカメ飼いに絶賛されているひかり菌配合となかなかに良いペレットだと思います。

お試しサイズの30gから販売されているのでお試しはとてもしやすいです。
また小粒のサクサク食感は初めてペレットを食べる子には非常に食べやすいようなので、初めてのペレット導入に使い、その後別のペレットへ移行していくのが良いのかな?

2019年8月追記

Twitterでカビ菌についてKIRAPIPIを与えているからと話題になったようです。

つい先日我が家の子達もKIRAPIPIを3日程与えたのちに健康診断へ行ったのですが、糞便検査のすごい事。
獣医さん曰くビール酵母とカビ菌が似ているそうで、糞便検査をするとカビ菌に似た酵母が大量に検出されるそうです(うろ覚えなので実際のニュアンスとは違うかも)

KIRAPIPIを食べていると糞便ですぐに解るそう。だからと言って与えたらダメというわけでもないというのが我が家の主治医の見解です。

検査画面のすごさに飼い主はちょっとひるんでしまったので、量を減らして食べきるまでは与える予定。元々健康診断を控えていたので、あげられたというのもあります。
ちなみにそのう検査その他は全く問題はありませんでした。とりきち横丁さんやその他のメーカーでもビール酵母をサプリメントとして、もしくは添付して販売している事を考えるとそこまで問題になる事でもないのかもしれません。

それよりも気になるのはやっぱりかしこ……

ABOUTこの記事をかいた人

ひょんなことからコザクラインコのすももさんと暮らすことになった人。飼育放棄の子を保護してたら今や10鳥1カメの大家族に、2019年3月に新たに雛が2鳥生まれました。すももさんのために飼養管理やBLA、ペット防災指導員の資格を取得。また漢方・栄養・薬学や登録販売等も取得、趣味ではチョコレートやドラフトマスターパンコンシェルジュ、その他多数の資格持ちです。撮影機材NikonD500、iphoneSE、pixel6a。